あれこれ日記2009年6月

この日記は一番上が最新のもので、下に行くほど古いものとなっております。

 

6月26日

 

 まずはサイトの内容に関係あることから。

 

 おはようございます、あるいはこんにちは、またはこんばんわ、MILDです。

 

 まず最初に、『鬼うた。』のバナーを、ゲーム内容をより表現してそうなものに変更してみました。

 えっと、ネタバレになるので詳しくはかけませんが、いろいろ出てきた情報を見たところ、『鬼うた。』はかなりハードなヤンデレというか、schooldaysばりの修羅場ゲーらしいです。

 いまや日付も変わり発売日なのですが参考までに、致命的なネタバレにならない程度に、情報を見ての印象を書いてみます。本来、こういうことは致命的なネタバレを避けたとしても、発売日というこの時期にあまり書くべきことではないと思うのですが、『鬼うた。』の場合、公式サイトなどから判断するに、内容を誤認して購入に踏み切ってしまう場合もあるかと思い(正直、私は少し誤認してました。お恥ずかしい。)、応援バナーを貼って紹介したものとして、少しだけ書かせていただくことにしました。よろしければご参考にしてください。

 それでヤンデレ具合は、『あやかしびと』で例えるなら、薫さんルートの『すずの病んだ感じの嫉妬』(←『あやかしびと』ネタバレなんで一応隠してます。)がずずずいとグレードアップしまくってそうな感じ?でしょうか。

 取り合えず、情報を見る限りでは、甘え合戦どころか、甘えさせろっていうレベルじゃねーぞ!という感じみたいです。

 情けない話ではありますが、公式サイトを見るだけでは、そこまでとは予想できなかったです。

 欝や病んでるガチ修羅場ゲーを求めている人には、最高の一品になるかもしれません。

 欝や病んでるガチ修羅場ゲーを求めている人には、最高の一品になるかもしれません。

 大事なことなので二回言いまs(ry

 実際、バトルとかでなく『関係の果ての流血沙汰等』(←ネタバレっぽいんで隠してます。読む場合はドラッグ&ドロップで反転させてください。)を求めている人にとっては、期待の新作になるかもです。

 そういうものを求めていない方にとっては……おそらく、ちょっと。

 そういうものを求めていない方にとっては……おそらく、ちょっと。

 大事なk(ry

 応援バナーを張った人間がこういったことを言うのはあれなんですが、個人的には人間関係のもつれなどはともかく、そこまでいくと……。

 かといって何事もなかったかのように応援バナー外したりするのも無責任だと思いますので、バナーを張ってる場所やこの日記で、知りうる限りをネタバレを避けつつ説明させていただくことにしました。この説明で『鬼うた。』の内容を少しでも理解したうえで「購入したい」と思う人、あるいは「ちょっと止めとこうかな」と思う人がひとりでもいらっしゃれば、『鬼うた。』の正確な内容の認知度UPにもなり、このサイトに応援バナーを貼った意味もあった、ということになるかなと思いまして。

 

 そんなわけで、もう発売日ですし、今更そんなこといわれても言われても間に合わない、という方もいらっしゃるかと思いますが(私も知ったのもちろん今日なんです。すいません。)、『鬼うた。』購入検討中の方は、もし可能ならば、そういった点を留意した上で、さらに、もしある程度のネタバレOKな場合は今日、購入者の様々な情報などを参考にした上でご判断なさったほうがいいかと思います。そうすれば、『鬼うた。』という作品の本質を知った上で、本当に欲しいと思える人が購入できて、満足できるのではないかな、と思います。(人を選ぶ作品な気はしますが、気に入る人はとても気に入る作品だと思うので。)

 

それ以外のあれこれ。

 

 えっと、上の衝撃でちょっとびっくりな今日この頃ですが、それについては上に書いたので置いといて。

 『きっと、澄みわたる朝色よりも、』の体験版プレイしました!

 以下、感想を書いてみたいと思います。体験版の部分の話題ですので、ネタバレ隠しはしないでおこうと思いますが、体験版部分のネタバレも知りたくない、という方は以下は読まないでいただければと思います。

 

 

 

 それでは感想ですが、一言で言うと、凄く面白かったです。その上ボリュームもかなりあって、プレイ中「あれ、これ個別ルート入ってない?」とか「あれ、これもしかして製品版じゃない?」とかそんな錯覚を何度も覚えたほどだったりします。体験版ワンプレイで5時間くらいは経ったような。

 内容にしても、導入部からぐいぐい物語世界に引き込まれました。これは期待大です。

 ただ、体験版の部分がいわゆる共通ルートだったりしたら、あれからどう他のヒロインの話に持っていくのか、想像が付かないところです。

 ライターの朱門さんが、propeller-blogにて「既存の形式にとらわれない構成での作品作りに挑戦しています。」と仰ってるので、普通の時系列で進む話にはならないのかもしれません。ループ物との予測などを見た記憶もありますが、その可能性もありそうです。

 文化祭とか、重要イベントのように見えて、その結果があまりにもあっさりでしたし。ループ物でやり直しがあるなら、文化祭の体験版での扱いにも納得です。

 何より、普通の時系列で進む話だとしたら、この体験版の部分の後で蘭以外とくっついたら、笹丸さんちょっと酷いですし。

 ただ、普通のループものだと、もちろん異質ではあるのですが、そこまで目新しいかな、という気もしますし、やっぱり解らないです。

 なんにしても、どんなシナリオになるのか楽しみです。

 

 一方ギャグは、導入部分では真面目な雰囲気が強かったせいか、ヨダさんの絵とギャグがいまいち合ってないようにも感じました。(シナリオと絵のどちらかが悪いとかいう話ではなく、真面目っぽい本編に対してヨダさんの絵のギャグ色が強すぎて、うまく混ざり合ってない気がしたのです、序盤の部分では。)ですが、導入部分が過ぎ、話が進んでくると、ギャグ色も程よく強くなり、そのためヨダさんの絵もマッチしてきて、とても笑えました。

 特に主人公のあのネタ。笑いながらも、あれほどゲームの主人公とシンクロしたのはひさしぶりのような気がします。

 そう、私の近年の悩みに、彼、笹丸さんは大いなる光を与えてくれました。(だからあえて「さん」付け。)

 四君子がひとり、竹の笹丸さんいわく、

 「薄くねぇよ!!」「何?何いってんの?は?意味わかんない」(中略)「――光の屈折の話をしよう。薄くもないのに髪が薄く見えるのには、光の屈折が影響している。光は波動と粒子の二重性を持っていて、波動としての光は反射・屈折などの現象を起こすんだが――」

 ……なんというためになるお言葉。まさしく、世の真理を鋭敏に突いています。このお言葉を耳にするだけで、目から自然、熱い汁があふれてくるのも当然のことといえましょう。隠蔽された世界の理の本質を白日の下に晒す、勇敢にして圧倒的、真摯にして暴力的暴露を前にしては、人はあまりに無力、ただぼぅと立ち尽くし、畏怖とともに感涙に咽ぶ以外に出来ることはないのではないでしょうか。涙がちょちょぎれるとはこの事です。

 そう!笹丸さんの髪が少なく見えるのも光の屈折のせい!私の生え際の髪が薄くなってきてベジタリアン王子に近づいているように見えるのも光の屈折のせい!世の中の薄毛問題の全ては、光の屈折を利用して商品を売るという、企業によって緻密に張り巡らされた陰謀だったんだよなんだってー!

 パネェ!光の屈折、ちょーパネェ!

 これ大発見だって、ノーベル賞もんだって、マジで。ヤベェから。マジ世の中の本当のことバラしちゃってっから。明日から光の屈折を利用して利権をむさぼっていた連中に命を狙われてもおかしくないほどの大発見だから。逃げなって、忘れなって、マジで。じゃないと、まともな生活の戻れなくなっちゃうよ。無理だって、登校中に森の木の陰から狙撃されそうになったり、右腕で覚醒しそうな何かが暴れまわったり、挙句の果てに額に第三の目が開いちゃうような生活、普通の人には絶えられないって、俺のような野犬の群れに子羊ちゃんがいきなり迷い込んできたりしたら駄目だって、毟られちゃうって、その薄毛。

 薄くねぇよ!!薄いわけないだろ、全然薄くないっての、まったく、どこがだよ、なにがだよ、は?意味わかんない、そうだよ、薄いってなにがだよ、わっかんね、あー、わっかんね!そんなことより――そうだ、光の屈折だ、光の屈折についての話をしよう!以下ループ。

 と、ノブくんと笹丸さんを無理やり阿修羅男爵チックにくっつけてキバヤシポーズをさせたところに鬼武先生フレーバーを振りかけてみた風味に取り乱してしまうくらいに、笹丸さんの言葉は私の心に笑撃を届けたのでした、まる

 

 いや、冷静に考えれば笹丸さんの髪が薄いのも、冷遇されていたであろう少年時代のせいなのかもしれませんし、ちょい薄い髪の裏には幸薄い過去がありそうな気はするので、単なる笑い事ではないのですが。身長があまり高くないってのも、子供のころ栄養あまり取れなかったから、と考えられなくもないですし。

 

 そんなわけで私は人気投票では笹丸さんに投票してました。

 ……してたんですが、順位低かったなぁ、笹丸さん。

 なんでかなぁ。あんなにかっこいいのに。光の屈折で押し切ろうとするところとか。

 

 といっても、笹丸さん以外のキャラが嫌いというわけではないですよ。もちろん笹丸さんのほかにも、魅力的な人物がいっぱいです。

 ノブくんと鬼武先生には、是非そのまま突っ走って欲しいところですし、ヒロインもそれぞれいいです。おもいっきり複線がありそうな献身さを見せるひよが気になるのはもちろんですが、蘭や春告も良い感じです。特に蘭は体験版の時点で好感度が高いです。あとはみるくちー若の面白い行動や、最後の急展開も気になるところ。

 発売日を楽しみに待ちたいと思います。さて、どこで予約しようかな。

 

 

 次に、以下、F1についてです。

 F1に興味がある方は、もう多くはご存知かと思いますが、F1シリーズ分裂回避だそうです。

 FOTAが新シリーズ立ち上げると発表した時は、ついに分裂か!?と思いましたが、モズレー退任で収まりそうな感じです。

 F1という歴史あるシリーズが残るのは良かったですが、FOTAが立ち上げると言っていた新シリーズも見てみたかった気がします……。

 実際に分裂したとして、本当にFOTAが立ち上げることが出来たかはわかりませんけど。

 それはともかく、これで一応、来年もフェラーリ、トヨタ、BMW、マクラーレン、レッドブル、トロロッソ、ルノー、そして快進撃中のブラウンGPもF1に残ることになりそうです。

 ひと段落着きそうなところで、いちF1ファンとしては、魅力あるレースを見せて欲しいものです。

 

 それでは日記を読んでくださった方、ありがとう御座いました!

 


6月17日

 

 まずはサイトの内容に関係あることから。

 

 おはようございます、あるいはこんにちは、またはこんばんわ、MILDです。

 

 今回もバナーの更新になります。

 

 まず最初に、以前、当サイトにも応援バナーを張らせて頂いていたlight様の『Dies irae』の事前登録キャンペーンバナーです。light様に許可をいただけたんで、キャンペーン告知用バナーを張らせて頂きました。

 2007年版『Dies irae』を購入した方で、ユーザー登録をすればマリィルートと香純ルートの修正パッチやレア先輩やルート追加パッチを配布していただける模様。さらに、6月26日までに事前にユーザー登録し、かつキャンペーンに応募した方にはもれなく『Dies irae』粗品プレゼントだそうですので、正規購入者の皆様でまだご存知なかった方は、是非light様の新作、というかリメイク作?『Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft-』のキャンペーン紹介ページをご覧ください。

 ちなみに私は事前登録させてもらいました。2007年版『Dies irae』については、このサイトの更新再開時にちょっと書かせていただいたのであえてここで再び語りはしませんが、キャラはよかったのにシナリオがしょんぼりな感じだった香純ルートが良くなってるといいなぁ、と思います。

 ……それにしても『Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft-』の特典ですが、スティッククリアポスターとか、160ページにわたるビジュアルファンブックとか、ちょっと欲しいなぁ。いや、でもそのためだけにソフトを買うのはもったいない気もするし、うーん。

 

 

 さて、次に130cm様の新作『鬼うた。鬼が来たりて甘えさせろとのたもうた。』の応援バナーです。『〜パンツを見せること、それが……〜大宇宙の誇り』と同じく、これまたナイスタイトル!「鬼」の時点でどんな伝奇物かと思いきや、実は「うた。」の部分が「甘えさせろとのたもうた。」の略であったり、さらに内容を見てみると「依存と嫉妬が交錯する、少女達の春嵐恋絵巻」というからこりゃ大変。

 つられてドラマCDのサンプルを、初級、中級、上級と聞いてみれば、「甘えさせろとのたもう」ているというより、思わず「へ、変態だー!」と叫びたくなるようなヒロイン達が!初級の姫歌はかわいいものなのですが、中級、上級のおふたりは良い感じにいろいろぶっちぎってるっぽいです。(超ほめ言葉)

 体験版もドラマCDサンプルの様なインパクトはありませんが、楽しく、続きが気になります。、

 ご興味のおありの方やドラマCDサンプルをまだ未聴の方は、是非130cm様のサイトをご覧ください!

 

それ以外のあれこれ。

 

 ここのところ、置いていたゲームをいろいろしています。

 そんなわけで『BALDR SKY Dive 1』クリアしました!

 千夏ルートもとても面白かったです。複線がいっぱい残ってますし、続き、というか他のルートの入った『BALDR SKY Dive 2』が気になります。

 公式サイトの四コマを見たり、サバイバルモードをしたりしながら待ちたいです。

 四コマはジルベルトの、荒ぶるジルベルトのポーズに笑ってしまいました。うん、確かに堂に入ってます、あれ。

 一方、サバイバルはまだ54連勝以上は出来てないんですが、これ100戦以上あるそうで、まだまだ楽しめそうです!少しずつ頑張りたいと思います。

 

 

 そしてもうひとつ、応援バナーを張らせて頂いている『天神乱漫』も現在数人シナリオをクリアしました。現在の感想としては、とても丁寧に作られた萌えゲーだと思います。

 絵が綺麗なのはもちろんのこと、シナリオも十分長く、各キャラクターも立ってるし、楽しませてもらってます。

 シナリオについて細かいことを言えば、こうだったらもっと嬉しかったなーと思う部分もあります。

 ですが、キャラクターの良さや、展開の勢いでカバーできているのではないかと思います。何より、頑張って作っている感じがして、好感度が高いです。

 致命的なネタバレを隠しつつ、現在プレイしたシナリオの中で印象に残っている部分の感想を述べてみたいと思います。ネタバレ大丈夫な方だけ、反転させてお読みください。

 また、致命的なネタバレは隠してはいますが、もしゲーム内容についての情報は全く知りたくない、という場合は、これから下の部分は読まないでいただければと思います。また、私ごときが言うようなことではないと感じられることも書いているかもしれませんが、あくまで一個人の見解と思って許してくださればと思います。

 

 

 

 

 まず、卯花之佐久夜姫ルートです。キャラはお気に入りです。シナリオも多くのルートで中核となってるんじゃないかと予想される『文化祭の開催』に主人公の春樹が深く関わり、やはりメインヒロインのシナリオだと感じます。シナリオの整合性も取れてて、目に付く矛盾は感じなかったように思います。

 感想としては、卯ノ花が毎回春樹をからかってくるのがプレイしてて楽しくてたまりませんでした。私、『姫さまっ、お手やわらかに』の姫様ことパフィンや、『あやかしびと』のすずやトーニャが好きなことからもわかりやすいかと思いますが、主人公がヒロインに振り回されたり弄られたりな展開が好きなものでして。

 そんなわけで、卯ノ花は私的にナイス主人公弄りヒロインでした。

 で、普段そんなで風でいながら、ちょっとしたことで春樹に『嫉妬』してしまうのもツボです。

 あと、小コマ絵のギャグが卯ノ花は面白かったです。例えば『どこぞの国の某ロボットそっくりなロボに女子の制服を着せた所とか。なんかキャノンが大変なことになってるじゃないですか!

 そんな感じで楽しんだのですが、惜しむらくは『物語の山場で春樹がなんとか文化祭を開催し、卯ノ花を消えさせないように、と頑張っているときに、当の卯ノ花があきらめて、自分の存在と引き換えに文化祭を成功させる決意をしてしまうため、』なんだかヒロインを置いてきぼりにしてシナリオの一番重要な部分が進んでしまうようなきがする点です。『もちろんそれが卯花之佐久夜姫の主人公に対する気持ちを更に育てる一因となっていることも理解できますが、せめて途中から卯ノ花も主人公に感化されて文化祭準備に参加するなどし、その上で主人公の2度目の告白に持っていったほうが、卯ノ花の出番も増えたし、重要なところにも関われた感じがして、ある種の卯ノ花の部外者感がなくなったのではないかなぁと思った次第です。

あとは、ふたりが付き合い始めてからのいちゃラブがもうちょっとあると良かったと思いました。いちゃラブの部分が楽しかっただけに。

 

 

 つぎにまひろ先輩ルートです。こちらもキャラがお気に入りです。そしていちゃラブがもう少し欲しかった、というのも卯花之佐久夜姫ルートと同じです。

 また、こちらのまひろ先輩ルートは、シナリオの肝心な部分でもう少し卯ノ花の出番を増やして欲しかったと感じた卯花之佐久夜姫ルートと違い、プロットの段階に、個人的に気になるところがありました。まひろ先輩ルートは凄く大雑把にまとめると『太宰治の『人間失格』を下敷きに、人生における演技性をテーマにしつつ、演技しなくてもいいんだ!自分を出していいんだ!と結論を出す展開なわけですが、私は、志賀直哉好きにもかかわらず太宰も好きだったりするんで、太宰の人間関係における演技性の問題をそんな簡単に「演技しなくてもいいんだ!自分を出していいんだ!」で解決されちゃうと、ちょっとなんとも言えぬもにょっとしたものが残りました。まぁ、太宰を好きになるのは若いときにはしかにかかるようなもの、というような言い回しも聞いたことがある気がしますし、実際、今の言葉で例えるなら太宰作品って中二病(純文学版)とでも言うべき要素があるような気がします。なので、太宰が身を削って書いたであろう作品のテーマを、主人公に「嫌いだ」の一言で切って捨てさせ、簡単に自分を出していいんだ展開に持っていくのはちょっと……とまでは主張しませんし、できません。ですが、もうこういうことをテーマにするなら、もうちょっと演技性の問題を掘り下げた上で「自分を出していいんだ展開」に持っていったほうが、話が深みや説得力を持って面白くなったんじゃないかな、とは思いました。ただ、ヒロインの演技性を掘り下げすぎると、ヒロインの萌えキャラとしての魅力を削ぐ結果になりかねないので、その点さじ加減が凄く難しいテーマなのではないかと思いますが。(念のために言うと、私は別に太宰=現代で言うところの中二病とか言ったからって、中二病や太宰作品を馬鹿にしているわけではありません。前にも書きましたが、私は一般的に言う中二病的作品も太宰もそれぞれ大好きです。つまり私にとって中二病とはマイナス評価ではなく、プラス評価と思っていただければと思います。)

 なんだか隠してる部分ばかりになりました。ひとつ確実に言えることは、サブヒロイン的扱いのように見えたまひろ先輩ですが、十分にヒロインの一人といっていい、ちゃんとしたシナリオが用意されていたので、とても嬉しかったです。

 

 

 次に佐奈ルートです。

 佐奈のキャラクターもまた面白いです。体験版でもよく見られましたが、照れ隠しで明らかに気持ちと正反対の言葉で罵ってくるところとか良いと思います。

 どこかのサイトかなにかの感想で、佐奈は偽ツンデレというか、明らかにデレデレなのに急にツンのフリをしようとしてくる、というような意見を目にした気がするんですが、なるほどと思いました。単に照れ隠しについツンツンしてしまうのではツンデレの一種になるのかもしれませんが、佐奈の場合は照れ隠しではあるんですけど、照れ隠しでツンの振りしながら「仕方ないから〜していいですよ!」と甘えてくるんで、普通のツンデレとはちょっと違う気がするんですよね。なので偽ツンデレっていうのは、ぴったりな気がします。

 ただ、偽ツンデレといっても、『ドラクリウス』のリアンとゼノさんコンビのような意図的な偽ツンデレとは違って、照れ隠しによる天然偽ツンデレというか、そんなかんじです。どっちがいいかといえば、どちらにも別の良さがあって、それぞれいいんですけどね。……少々脱線しますが、『ドラクリウス』懐かしいなぁ。「ナイスツンデレです、リアン様」の掛け合いとか好きだったなぁ。

 それはさておき、佐奈シナリオについて。こちらはシナリオの流れは問題なく楽しめたのですが、上記2シナリオと違って話の前後の細部に微妙な食い違いを感じることがあり、それが気になりました。例えば『佐奈ルートの9月2日の時点で朋花が主人公に「文化祭の締めには、後夜祭もやるんだって」と話していたのに、10月1日に同じく朋花が「新情報」として「なんと後夜祭をすることが決定しました!」と言い出したり、』そう言った細部の統一性が図れてなかった気がしたのが残念でした。

 あと、『物語のクライマックスで海を思い出の場所として出すための複線だとは思いますが、デートで複数回海に行くのは違和感がありました。海に行かないほうがいい、とは言いませんが、どうも「え?また海?」と思ってしまって。せめて海にもともと二人の思い出(例えば幼いころ初めて家族で海に行って、佐奈と主人公がそこで打ち解けて兄弟となった、とか)があって、そのことを回想で説明しておく、などの要素があれば、ふたりにとって海は特別な場所なんだな、という前提が出来て、佐奈が何度も海に行きたがるのも納得いっただろうし、最後に海で佐奈が待ってるのも、もっと感動的になったのでは?』などと、私ごときが言うことではないとは思いますが、考えてみました。

 もうひとつ述べさせてもらうなら『上記2ルートに比べて主人公が文化祭に対して醒め過ぎてるのが気になりました。上記2ルートではあそこまで文化祭に積極的だったのに、何もそこまで無関心にならずとも、という気がして。佐奈ルートでは、プロット上文化祭を楽しめないことが確定しているから、それまで文化祭に主人公や佐奈を集中させても仕方ないってことかもしれないですけど、少し違和感がありました。ただ、もちろんこの印象は他のルートをプレイして変わるかもしれません。もしかしたら主人公の春樹が文化祭に積極的なのが姫ルートとまひろルートだけ、といった可能性もありますし。

 気になった点をいろいろ書いてしまいましたが、話の盛り上がり方としては佐奈ルートは3シナリオの中では一番だったのではないかと思います。(これは佐奈の境遇に起因するところもあるでしょうけれど。)『佐奈のことを必死で思い出し、海で佐奈を見つけ出すシーンとか、とても良かったと思います。』それと、佐奈ルートはいちゃラブが豊富で、上記2シナリオに比べていちゃラブ分を満たせたのも良かったです。『気がついいたら布団にもぐりこんでるとか、たまらんです。

 

 今回は取り合えず、3キャラのルートの感想を書かせていただきました。

 感想、というと、どうしても「良かったところ」を語るより、気になったところとか、ん?と思ったところの方が心に残っている分、もっと〜だったらよかったのに、的感想が多くなってしまいましたが、面白く、楽しんでいるのは間違いないです。

 全体的に見てとても気合を入れて作られたんだろうなと感じられるし、そういった意味でも、今後も楽しみです。出来れば『天神乱漫』のファンディスクとかもプレイしてみたいなぁ。

 と、本編をプレイし終わらないうちから、あまりに気が早すぎでした。次の更新では、プレイし終わっていたら、残りのキャラのルートの感想も書いてみたいと思います。

 

 それでは日記を読んでくださった方、ありがとう御座いました!

 


6月4日

 

 まずはサイトの内容に関係あることから。

 

 おはようございます、あるいはこんにちは、またはこんばんわ、MILDです。

 

 今回は日記と応援バナーの更新になります。

 具体的には、TOPページに『〜パンツを見せること、それが……〜大宇宙の誇り』の応援バナーを追加しました。

 新ブランドWHEEL様のデビュー作です。なんてステキなタイトル!で、タイトルにつられて体験版をプレイしてみたらコミカルで面白かったので、応援させていただくことにしました。

 体験版プレイの感想は下の「それ以外のあれこれ。」に書かせていただきましたので、もしよければご覧ください。

 あと、『BALDR SKY』の菜ノ葉ルートをクリアしまして、次は千夏ルートということで、応援バナーの絵柄を千夏にしてみました。

 

それ以外のあれこれ。

 

 まず最初に『〜パンツを見せること、それが……〜大宇宙の誇り』の体験版についてです。

 上にも書いたように、タイトルにつられて体験版をプレイしたのですが、テンポよく進むシナリオとギャグが面白くて、気に入ってしまいました。

 ライトなノリが楽しいです。現在『BALDR SKY』をプレイ中なのですが、『BALDR SKY』は基本シリアスなので、シリアス続きに頭が疲れたときなど、間に挟むといい感じでした。

 シルバーさんなどの脇役キャラ含め、人物のかけ合いがとても面白いのですが、中でも特に最高なのはリレット!ああ、もう、面白可愛い!こういうノリは大好きだー!

 あとOPムービー、こういうノリも大好きだー!

 気になった方はWEB体験版を是非プレイしてみたください!

 

 

 さて、前回の日記にも書いたように『BALDR SKY』プレイ再開しました。で、菜ノ葉ルートクリアしました!

 菜ノ葉ルートも、シナリオ、アクション、共に面白くプレイできました。

 いやー、レインも良かったけど、菜ノ葉も良い娘です。

 新たな事実や、更なる複線がいろいろと出てきて、続きが更に楽しみになりました。

 レインルートで個人的に不満だったというか、以前日記で気になると書いていた点が、菜ノ葉ルートでは気にならなかったのも良かったです。

 次は千夏ルートですが、その前に少し『天神乱漫』もプレイしたいと思います。

 

 

 そうそう『天神乱漫』!

 前回の『BALDR SKY』同様、ソフマップ様に注文したのですが、今回は発売日に届きました!『BALDR SKY』は発売日に届かなかったのでこれは嬉しい改善です。そんなわけで、現在こちらもプレイしてます。

 まず、絵がとても綺麗です。ワイドいっぱいに綺麗な絵が広がって凄いの一言!家のワイドディスプレイが初めてゲームに役立った気がします。

 あと、上の『〜パンツを見せること、それが……〜大宇宙の誇り』の体験版の感想でも書きましたが、この『天神乱漫』も明るいノリのゲームなんで、シリアスな『BALDR SKY』の間に挟むと良い感じな気がします。

 今のところ、神様こと卯花之佐久夜姫が一番のお気に入りです。

 そんなわけで少し『天神乱漫』をプレイしたいと思います。

 

 

 それでは日記を読んでくださった方、ありがとう御座いました!

 


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